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クライアントが
主人公
Written by: TSUTSUMI Kikuo
Post at: 12/2/2023, 4:29:23 AM
カテゴリー: 選ばれる秘訣 |
タグ: [ TRUSTWORTHINESS ]

お客はあなたの資格に興味はありません

仕事をする上で資格は大切です。持っていなければならない資格もあります。

ですが、集客するのに資格はあまり影響がありません。なぜでしょうか?

お客はあなたの資格に興味はありません

集客するのに、お客さんからの信頼を得ることは重要です。

ですが、お客さんはあなたの資格や肩書には興味はありません。

50年前でしたら、どんな資格であれ、それを持っているというだけで信頼されることがありました。

でも今は、その資格やライセンスを発行する組織が増えすぎて、お客さんからしたらそれが何のことか、持ってる人がどれほど優秀なのかわからなくなっています。

たとえ、国家資格であったとしても、一般の人から見たら運転免許証程度の重みしかありません。それ専門の学校に行って、たいくつな授業を我慢して受けて、筆記試験に受かればもらえるんでしょう、くらいの重みです。

例えば、私は通産省の「第一種情報処理技術者」の資格を持っています。あなたにその価値が伝わるでしょうか?

実をいうと、第一種情報処理技術者試験の合格率は高くありません。

なぜかというとプログラマーは多忙なので、優秀な人ほど、試験勉強をする時間も、試験を受けに行く時間もないからです。

ですから私は、たとえこの資格を持っていたとしても、自慢することができません。 実際問題として、私はなんの事前勉強もせずに試験を受けて合格してしまいましたから、かえって持っているのが恥ずかしいと感じるくらいです。

そもそも、近頃は、財務副大臣でさえ、脱税だか税金滞納をするご時世です。税理士の免状を持っていたとしても、信頼することはできないご時世です。

資格はあっても、資質のない人が多すぎます。

お客さんが知りたいこととは

お客さんからしたら、自分が欲しいもの、してほしいサービスをきちんとしてもらい、目的を達成できるかどうかしか興味がありません。

結局、お客さんからの信頼を勝ち取るには、それまでの言動で示すしかありません。

どうすれば信用してくれるのか?

まず、なぜその資格をとったのか伝えることです。

「金のため」とか、「食いっぱぐれがないから」では、40年くらい前に問題になった「でも・しか」先生みたいな評価しか得られません。

昨年問題になったビッグモーターの自動車整備工だって、国家資格を持っていた人もいたでしょう。自動車が好きで、みんなに気持ちよく、安全に運転してもらいたいという思いで整備士の資格を取った人もいたかもしれません。

「教師にでもなるか、教師にしかなれない」といってなった人たちとは、どこが違うか伝えればいいんです。

では、それが本当か、どうやって証明すればいいのでしょうか?それは第3者からの証言にまさるものはありません。 つまり、クチコミやレビューです。

クチコミでさえ信用ならないサイトもありましたが、今の所Googleマップの口コミは、信頼が保てるようにGoogleが監視しています。

たまに、口コミが表示されないげんしょうがありますが、それはGoogleが信用できない口コミと判定して、表示しないようにしているからです。

というわけで、資格なんかにこだわっても仕方ありません。

あなたの真摯な行動とその結果だけで十分です。

まとめると

資格を取るために、本業をおろそかにし、新しい商品を作るのに時間をかけてはいけないということです。

お客さんからの信頼を得られていないのは、あなたが資格や免許を持っていないからではありません。

あなたの普段の言動を、誠実で信頼できるものにしてください。

でも、苦労して勉強して取った資格なら、みんなに知らせたいですよね。 わかります。